2016年7月20日、Googleはクラウド自然言語API(Cloud Natural Language API)の公開ベータ版をリリースしたことを発表しました。この新しいサービスによって、デベロッパーはGoogleが開発したセンチメント分析、 表現抽出、シンタックス解析などの利用が可能となります。


新しいAPIはこれも公開ベータ版であるGoogleの訓練済み機械学習API、クラウド・スピーチAPI(Cloud Speech API)や視覚API(Vision API)、翻訳API(Translate API)と連携させることが可能です。

クラウド自然言語APIは英語、スペイン語、日本語のテキストに対応しています。Googleによれば新APIは「業種を問わず、広い範囲の企業・デベロッパーに高効率でスケール可能なサービスを提供する」ことを目的とするとのこと

センチメント分析や表現抽出の提供は、もちろん新しいアイデアではありません。

表現抽出の先例としては、10年近く前にスタートしたThomson ReuterのOpen Calaisがあります。これはテキスト中の人名、組織名、地名、出来事名などを自動的に認識してラベル付け可能なサービス。

センチメント分析についても、事情はほぼ同じです。

一方、自然言語を品詞分解し、依存関係をツリー構造でパースできるシンタックス解析APIは、まだそれほど普及してはいません。

デベロッパーがこの新APIをアプリにどう統合するか。注目されるところです。

自然言語解析は、ユーザーから寄せられる自然言語によるリクエストを、チャット・ボットなどが正しく認識するための基礎となるものです。

気になる自然言語APIの料金ですが、どのAPIを利用するか、どれくらいのデータを処理するかによって違ってきます。

3つのAPIの料金は以下のとおり。

80種類以上の自然言語をサポートするクラウド・スピーチAPIの場合、料金は処理しようとする音声の長さに基づいて計算されます。月額計算で最初の60分は無料、それを超える場合、15秒ごとに0.006ドルの加算となります。

[原文へ]
https://techcrunch.com/2016/07/20/google-launches-new-api-to-help-you-parse-natural-language/
(翻訳:滑川海彦)
スポンサードリンク